« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月29日 (月)

へらぶな釣り大会 結果!

Cimg06573月28日の大会の結果です。参加者数は50人を超え、まずまずの天気でした。優勝は、平井さん2位は、長田さんです。当日、バタバタしておりまして、写真が撮れてないです。次回はちゃんと写真を撮りたいです。

| | コメント (0)

2010年3月27日 (土)

3月28日釣り大会 大会前日の状況

 今日も朝冷え込んで、寒かったですね。ここ1週間ほど、寒い日々が続いております。
が、サカナ自体は、結構動いてみたいですよ。どこの桟橋でも平均釣れておりました。型はまちまちでしたが、状況はそんなに悪くなかったです。

 あすは、ここの漁協さんの釣り大会です。まあ、当たり前ですが、両ダンゴはないと思います。が、勝負は水物、可能性は否定できません。無難な線ですと、セットウドン、でしょう。
あ、保証はないです。(゚ー゚;。

 当日参加もありです!皆様、頑張ってください。

| | コメント (0)

2010年3月25日 (木)

熊谷允さんの「ザ・底釣りDVDパート1」入荷!!!

Cimg0601「ザ・底釣りDVDパート1」入荷致しました。遠方の方、送料¥100にて、発送も可能です。よろしければ、どうぞ!!

| | コメント (2)

2010年3月24日 (水)

お墓参り

 九州の友達の強い勧めで、先週、お墓参りに行ってきました。
実に・・・、2年ぶり?くらいです。( ̄▽ ̄;)。

平成10年に、親父が他界して、もう、12年、ですか。
早いものです。

なんというか、男親というのは、損な役回りで、
いるとあんまり大事にされないです。女房からも、
小さい時にはいいですが、中高校生くらいになると、
娘にも相手にされない。

息子にとってみると、いなくなって、初めて、存在感が出てくる。
まあ、なんというか、ゴッホの絵のようなものです。
やっぱり、ここにいなくても、入院しているとか、どこかに住んでいる、というのと、実際他界してしまっているのは、
同じいないでも、全然違います。

最近、自分が無くしてきたものについて、考えたりします。

子供の時は、大きくなって大人になるのが、怖かったです。
学校はいやだけど、遊んで、家に父と母がいる平和な生活が変わっていくのが、怖いんです。

いま、大人になってみると、そんなに大人も悪いんもんじゃなかった。
大変なことも多いけれど、良いことも子供の時より、ずっと多くなります。

今日は、雨の日で、暇だったのですが、それでもお店に来てくれた人がいて、ちょっと励まされた感じです。
感謝、感謝です。

小学校低学年くらいの男の子と、お父さんが、最近よく釣りに見えます。
竿を買って頂いて、その男の子が「うーん、いいなぁ。よく釣れそうだなぁ」
て、早速竿を繋いで、振ってます。顔が、ニコニコしていて、本当に嬉しそうです。

原風景、なのかもしれないです。

親父も、ボクに竿をくれたなぁ・・・・。(´・ω・`)

今日は、雨の日で、先週のお墓参りを、思い出しました。

そうそう、来月くらいから、通販のHP立ち上げます。

うちの元のHPと、このブログ、そしてヤフオクと、その通販HPでリンクさせてあります。

どこからも、どこへでも行けます。

通販HPの中に、「店長日記」ありますので、そこには、毎日の日記を書こうと思っております。そちらも、覗いてみてください。

近日アップです!!

| | コメント (0)

2010年3月23日 (火)

今、ここにある危機

 いま、諦めてないか?

時代が悪いからしょうがない、と思っていないか?

みんなそうなんだから、仕方ないよ、と思っていないか?

ベストは、尽くしているのか?

ベストを、尽くしているつもりで、安心をしていないか?

心にある、慢心をずるずると許していないか?

自分を甘やかしていないか?

現状認識を避けてないか?

現状認識が甘くないか?

自分の中の、今、ここにある危機に、目を背けていないか?

今、ここにある危機から逃げていなければ、

ボクも、まだまだ、がんばれる!

| | コメント (0)

2010年3月21日 (日)

ドボ健さん、再び!

Cimg0579_2週刊ヘラニュースで良く拝見させていただいております「ドボ健さん」に再び、クジラに来て頂けました。なんとも底が深い方で、何時間話していても話題がつきることがないのが、すごいです。w(゚o゚)w。
 お会いできるのが楽しみな、ドボ健さんでした。

| | コメント (2)

2010年3月19日 (金)

果報は寝て待て

 なかなか努力と結果が結びつかないこと、ないですか??
ボクはよくあります。(*゚▽゚)。

 うまく物事が進まないと、焦ったりします。
焦ると、視野が狭くなって、周りがよく見えなくなります。

 余計に、焦ります。
焦ると、・・・・・。

 うーん、悪循環ですね。ヽ(○´3`)ノ。

そんな時は、気分転換しましょう!
例えば・・・、自分の好きなこと!

浮子を見てると、余分なことは考えなくなります。
ある意味、集中できて、気が休まります。

いよいよ春です!!

遠くに釣り行きたいなぁ。

| | コメント (0)

2010年3月16日 (火)

映画館

 静岡市の隣りの隣りくらいに、島田市があって、そこにある「みのる座」という、映画館が閉館したそうです。

 町の映画館が、閉館した。なんとも、寂しい話です。(ノд・。)。

 個人的には、映画館と図書館は子供の手の届く範囲にあってほしいと祈っている派なので、やはり、映画館閉館というと、ある種の感慨があります。

 ボクは映画館、小学生の頃から、よく行ってました。

 静岡市内にある、かなり大きな東宝の映画館の支配人の方が釣りによく来ていて、小学生のボクに、しょっちゅう映画の招待券をくれたんです。(*^-^)。

 だいたい、有効期限が2ヶ月くらいでしたので、2ヶ月に一回くらいは、バスで片道50分くらいの、街中まで映画を見に行きました。”東映マンガ祭り”って、やっている東映の2件横が東宝で、たまには”東映マンガ祭り”の券くれないかなぁ、って思う罰当たりな子供でしたが。ヾ(´ε`*)ゝ

 いろいろ観ましたよ! 今でも覚えているのが、”ブルー・クリスマス””日本沈没”あと、カミュのカリギュラみたいな、よくわかんないやつ。

 ブルー・クリスマス、インパクトありましたね!
日本が舞台で、UFOの光に当たった人々の血液が青くなってしまい、その人たちは隔離されて、処刑されてしまうんですね。その中に、若い女性がいて、隔離する政府の側の男性と恋に落ちるんです。その男性が彼女をなんとか助けようとするのですが、最後は女性もろとも自衛隊にマシンガンで撃たれて、雪の中に二人は離れて倒れるんです。そして、二人の体から血が流れ出して、間で交わる。それは赤い血と青い血だった。
 小学2年くらいのボクには、なんなんだこの話は!って、びっくりする内容でした。

 あと、”日本沈没”たしか、小松左京さんの原作で、もう、地下鉄で人がたくさん死んでて、ビルの下敷きでたくさん死んで、もう、ウワーって、感じで観てました。(@Д@;

 今思えば、その支配人の方にもお孫さんがいて、子供向けの映画のときはそちらに、そちらに必要がないときは、ボクにくれていたのでしょう。いやー、どれ一つ、子供向けの映画が無かったですから。(−0−;)。

 学生の時は、池袋”文芸座1””文芸座2”お世話になりました。ちょっと前の映画を、オールナイト¥1000で、5本立て!なんていう、無茶な上映をやってました。まあ、夜中の1時を過ぎる頃には、寝てましたが。そこもたしか10年くらい前になくなってしまったはずです。

 渋谷文化村の「ル・シネマ」なんかも行きました。英語圏の映画ではなくて、フランスやイタリアの映画を良くやってました。その頃のアメリカとフランスの映画は、全然方向性が違っていて、日本の映画ともまったく重なり合わない作品が多かったです。いまは、リックベンソンが、ハリウッド的な映画をバンバン世界に向けて作っていますが。フランス国内では、まだああいう、日本人に理解しがたい映画、上映してるのかな??

 カナダにいた頃も、映画、よく行きました。毎週水曜日は入場料が1ドルなんです。7000人に満たない小さな町でしたが、町中の人たちが1件しかない映画館に集まってきたような賑わいがありました。

 比較的最近で覚えているのが、「マトリックス・エヴォリューション」です。マトリックスシリーズの3部目、最終話がその映画です。

 静岡も毎週水曜日が男性¥1000。期待の「マトリックス・エヴォリューション」初日が水曜日なのでうきうきしながらその日を待っていたのですが、あいにくその日は朝から雨で、お店を閉めてもまだ降ってたんです。観に来る人、少ないかなぁって、思いながら、夜の最終回の上映に自転車で向かいました。

 そうしたら、さにあらず。人がいっぱい並んでいたんです。あの、寂しい映画館もいいのですが、やはり映画館は混んでいないと。
 映画もすばらしい内容で、もう、エンドロールが流れ出して、音楽がガンガンに流れ出してもほとんどに人が席を立たずに、ずっとスクリーンを観てるんです。

 ビデオで家で見るのと、映画館で観るのは、ぜんぜん違います。ビデオも良いです。が、良い映画ほど映画館での観る側の一体感は、なんとも言いようが無いです。

 高校野球もそうでしょ? 一人で観ていてもつまんないです。みんなで観て一緒に応援するから、楽しいんです。 あの混んでいる映画館でみんなで笑ってみんなで泣く。あれが映画館の醍醐味なんです。(個人的意見です)

 そんな、団体の楽しみ、最近は減りましたね。そういうの、もっとあってもいいんじゃないかなぁって、思います。
 ぼくも、たまには、映画館に行かないと。(○゚ε゚○)。

| | コメント (0)

2010年3月15日 (月)

最近のクジラの状況

 最近のクジラの状況です!! ;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

この頃、活発になってきました。平日でしたら、両ダンゴにて半日20〜30枚くらい出てます。
 それがお休みの混んでいる日は、やっぱり渋りまして、両ダンゴよりも、セットウドンがお薦めです。バラケは全体的に重めが良いような感じです。

 貸し竿の方は、午前よりも午後からのほうが釣りやすいですよ!!

   ( ^ω^ ) 

| | コメント (4)

2010年3月14日 (日)

”デッサン”について

 中途半端なのですが、続きは紙の媒体に、ちょこちょこ書いていこうかなと思っております。ラフ書きなので、デッサンなのです。

このテーマは”過去を振り返って自分がここにいるために、無くしてきたもの”です。

 分かれ道があって、Aの道とBの道が別々の方向に向かっている時、もしくは、その道を進むためには、自分が持っているものを捨てていかなくては進めない、などなど、必ず、誰もが経験のあることです。会計学的には、”機会費用”になります。自分が失ってきたものは、進むために必要な、言い換えれば生きていくために必要な必要経費になります。

 主人公、”正和”は、28歳で日本に戻ってきてから、化粧品の会員販売、投資講座の開設、そして、営業の契約社員になって、やっと長く仕事を続けられ、家族3人、大阪にてささやかな幸せな家庭を持つことができました。

 そこへ、過去からの電話があり、もう一度、自分の過去と対峙しようとします。

”自分が何を失ってきて今の自分があるのか、を確認する旅”

 それは、誰の身の上にも、起こりうることだと思います。

 あの”冬のソナタ”も、そんな部分を含んでいたんじゃないかなぁと、思いますが、どうでしょうか??

 いつか、書き終わりたいです。(*^.^*)。

| | コメント (1)

2010年3月12日 (金)

デッサン 5

 ”””こういう、長いものは、あまり読まれてないみたいですので、続きは紙のほうに書いていこうかな? という感じです。
 ではでは。
       ((w´ω`w))

| | コメント (0)

最大公約数の笑いと最小公倍数の笑い

 このところ、テレビ番組がつまんないので、もう5年くらいは、ニュースくらいしか観てないです。(*゚▽゚)。
 昔、バブルの頃は、テレビも面白かった。番組にお金もかかっていたし、世の中、イケイケムードでどの番組を観ても、”熱気”のようなものを感じました。

 いつごろから、面白くなくなってきたのだろうか?? と思うと、○○興業が東京にしんしつをし始めてからじゃないだろうか、と、個人的には思います。個人的にはですよ!

 あの笑い、初めて大阪に行った時に、大阪の友達に、ぜっったいに面白いから一度は行かないと、と言うことで観にいったのですが、これが笑えない……(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノ。
 でも、まわりのおばちゃんおじさんたちは、爆笑の渦ヾ(.;.;゚Д゚)ノ。
ボクには、そのギャップの方が、おかしかった。(*^m^)。
 あれは、大阪に住んでいて、あの環境になれていないと笑えない、仲間内の笑いなんだろうな、と、思いました。いうなれば最小公倍数の笑いです。

 あれから、20数年、時は替わり、いまや番組欄を見ると○○のタレントさんが多数出ていらっしゃる。
 明石家○○○さんなんかは、完全に最大公約数の笑いなのですが、その他の方々は、内輪で受ける最小公倍数の笑いなんですね。
 やっぱり、笑いとしては、最大公約数の笑いの方が、高尚だと思うんですよね。見てる人、みんなが面白くないと。

 あるいは、この日本国内で、ボクだけが面白くないと言っている、ヘソ曲がりかもしれないのですが。( ̄▽ ̄;)。

| | コメント (0)

2010年3月11日 (木)

マルキュー プライムエリア カラーボール 3色入荷です。

Cimg0471いろいろとありまして、入荷が遅れておりました、マルキューさんのプライムエリアエサボールが3色。入荷致しました。 
 ヘラバックは、まだなのですが、それも入荷次第、お知らせさせていただきます!!

| | コメント (2)

マルキュークラブ対抗選手権 ポスターです!

Cimg0467

Cimg0468今年も、マルキューさんのクラブ対抗選手権のポスターが届きました!!
 今年は、中部大会としては、ここクジラでの開催はなくて、愛知県のひだ池さんでの開催になります。
 申し込み用紙が、たくさん届いておりますので、今年もぜひ、皆さんご参加ください。

| | コメント (0)

2010年3月10日 (水)

マイクロウキゴム 新入荷です!

Cimg0463最近は、足が細い浮子、増えました。ゆるゆるで抜けそうになったり、抜けてしまったりしたこと、ないでしょうか??いくつか、極細のウキゴムも入荷しておりますが、新たにこちらも入荷いたしました。
 ラインシステムより、マイクロウキゴムSSとSSSの2種類がリリースです。比重はかるく、小浮子でもその動きを妨げません!
 すばらしい!! という訳で、よろしければ、ぜひ!!

| | コメント (0)

竿掛け”総塗り”入荷です!

Cimg0456お待たせ致しました!総塗りの長めの竿掛け、入荷致しました!! 
 是非是非、見に来てください!!

| | コメント (0)

2010年3月 9日 (火)

デッサン 4

 正和も、トウが塾に行きたがっているのは、痛いほど、わかっていた。トウの担任の先生にも、学校のカリキュラムだけではとても彼にとって必要な教育にはほど遠いので、できれば塾に行かせてやってほしい、と三者面談で言われている。
 その時、じゃあ、なんのための学校なんですか、と訊くと、担任は残念そうに、ゆとり教育せいです、と声を絞り出した。
 担任はあと2年で定年を迎える、黒ブチの眼鏡をかけたまじめそうな人だ。やりきれなさのせいか、頭は鈴カステラのように、前半分が禿げている。残った後頭部の髪も、白髪が多く、地肌が透けて見えていた。
トウ君のお父さんは、話が分かってもらえそうなので、と、前置きをして、ボソボソとしゃべった。
「いまの、公立の学校教育は、壊滅的な状況です。
ゆとり教育とやらの方針で、最低限必要な授業時間数も、とてもとても、足りておりません。どこもそうなのでしょうが、上は現場の言い分を聞かんのです」
 かけている眼鏡は、額の油で曇っていた。正和はその彼の眼鏡を取って、洗剤でゴシゴシ洗ってやりたくなったが、我慢した。
 なにが今の公立の学校教育は、壊滅的な状況、です、だと。なんで、そんな他人事のように、しゃべるんや? あんたは、いったい何者なんや??

「教室で、子供が暴れても、飛び回っていても、私たちは何もできんのです。怒ってみたところで、子供たちはつけあがって、もっと行動をエスカレートさせるだけで・・・・。
 この前注意した2年の生徒は、手に負えませんで、殴ってみろや殴ってみろや、お前首になるだけじゃあすまんでのうって言いよって、ホウキ振り回して、あたりかまわず机やら椅子やらを蹴り倒して、もう授業はそのまんま、できんようになりました」
「なんでそんな生徒を放っとおくんでっか?」
「それが今の日本の法律ですし、教育の現場です。いまは、子供が王様なんですよ。理由はどうあれ、私らが生徒を叩こうものなら、もう、校長もろとも、路頭に迷わざるをえんのです」
 それを聞いて、正和の中で力んでいたもの張りが、萎え始めていく。

 トウ君にまともな教育を受けさせてやてください、彼はやればできる子です。担任のなんとかは、そう言って面談を終わらせた。
 言いかけた正和を制して、次の生徒とお母さんを教室に招き入れた。トウが手を引いている、口をつぐむしかなかった。
 担任も校長も責任を持っていない今の学校に、なにを期待すればいいのだろう。

やればできる子だと、そんなのは当たり前や。誰だってやればできるんや。なんで、そんな当たり前のことが、わからんのじゃ。
 ますます、いまの世の中がわからなくなった正和だった。

 ひかり号が、もう少しで名古屋駅に到着する。あと10分くらいで名古屋や、と正和は思い、彼の意識は、すーっと思い出の彼方へ、向かっていった。

 20年前のある日。
正和は夜の道を、歩いていた。
 気温はマイナス10度くらいで、いつもに比べてもそんなに寒くもない、普通の夜だ。歩くたびに、足元で再び凍り始めた雪が、ザクザクと音を立てる。

 漆黒というのがぴったりな、月も星もない真っ暗な夜で、全面結氷したボウ川にかかる橋には明かりがともっている。橋の長さは50mほどで、光が重なり合わない間隔にならんだ街灯が、降っている雪を浮かび上がらせる。

 夜に降る雪は、静かに積もる。光がなければそれは見えないし、降っていることさえ気がつかせない。
 雪は街頭が照らす形にしか、降ってこないのだ。それはまるで、10000mを超える海底にたどり着いた潜水艦のサーチライトが、海底に降る雪を照らしているようなものだ。その照らされたライトに浮かび上がるマリンスノーは、その明かりの中でしか存在しないように見える。

 遅番の仕事が終わって、帰り道沿いのホテルのバーで体を温めるためにスコッチを2杯飲む。時間は夜9時30分を回った頃。スコッチでも飲まなければ、寒くて家に帰る気もしない。
 橋の上で、街頭を見上げると、海底に降るマリンスノーのように、雪が降ってくる。暗闇から突如雪は現れて、彼の足元に積もるのだ。見上げた空は暗くて、ブラックホールの中を覗いているようだ。

 そんな静かな冬の夜が、正和は好きだった。

 

| | コメント (0)

デッサン 3

 東京行きのひかりの中は、席を探して車両を渡り歩く人がいるほど、混んでいた。まだ、通勤時間帯なので、スーツ姿にアタッシュケース、手にはノートパソコンを持つ人がいっぱいだ。座っているサラリーマンも、日経新聞を読む人、パソコンを広げて叩く人、寝てる人、大体同じくらいの割合だ。トウは久しぶりの新幹線の中で、まわりをきょろきょろし続けている。大阪で混んでいた車内がだんだんと空いてきて、これくらいならいいやと思っていたら、京都でまた立っている人が出るくらい混みだしてた。
 オトンは、なんでいきなり横浜に行くんだ?

 そういえば、隣のオトンは・・・。
 オトンは、新幹線に乗ってからずっとiPodを聴きいて、考え込んでいたり涙を拭いたりしている。トウも、そんなオトンを眺めながら、あきらめ顔でキオスクで買ってもらったジャンプを読んでいた。が、もう一通り読んでしまったため、ページをめくってはいるものの、読んでもいなかった。

 そうだ、とトウは思った。こういうときに、もう一度、オトンにお願いしてみようと。
「オトン、この前、オカンにも言ったけど、僕もそろそろ、塾にいきたいんや」
 正和は、動かない。
 聞こえていない、と。iPodのせいかも知れないし、車内が混んでいるせいかも知れなかった。
 トウは改めて、正和の耳の近くまで口を寄せて、まわりの迷惑のならないくらいの最大限の声を出した。
 「ちょっと、お願い、」
 新幹線に乗ってから、はじめてiPodを外す。
「なんや?」
 すこしビビって、咳払いして、前に座席の人の目を送りながら、
「オトン、前から言ってるけど、僕も塾行きたいんや。義男も慶太も、みんな行ってるんやで。学校の先生は、もう、なんかやる気ないし、勉強なんかわからんよ。だから、みんな一緒に行きたいんや」
「オカンは、なんて言うた?」
 一瞬、言葉に詰まる。
「お金、ないって」

 いつも、そうなんだ。いつでもオカンは、何を頼んでも、お金がないお金がないってばっかだ。 そのくせこの前なんかは、うちお金ないからって、スーパーでようけしゃべったら、頭ひっぱたかれた。

「そうかぁ。じゃあ、しゃあないやないかぁ」
 正和は、またiPodを聴き始める。

 いつだったか、クラスの向井っちの親父に会ったとき、オトンは顔が固まっていた。なんでも、ベンツとかいう、えらいデカイ車で、オトンが一生かかっても買えないくらいの車だそうだ。オトン、すげーなぁ、すげーなぁって、何度も言ってた。なんとなくはお金がないのがわかってはいるが、それでも、行きたいというのは子供心だ。
 「・・・でも、僕も、塾いきたいんや」
トウは、もう一度開いたジャンプに、つぶやいた。

| | コメント (0)

2010年3月 7日 (日)

営業時間延長!毎週 金、土曜日は 夜9時まで!!

いつもお世話になっております。
 これから、毎週、金曜日、土曜日は、夜9時まで、営業時間を延長させて頂きます。
遠方の方も、近郊の方も、9時まで、やっております。
 ぜひ、ご利用ください! 
             ♪(o ̄∇ ̄)/

| | コメント (0)

2010年3月 6日 (土)

デッサン 2

 市立総合病院の表口を出ると、少し気分がスッキリした。いままで、体の中に滞っていた、押さえつけられている感じが、ふっと軽くなる。
 それは、病院内の窓も開けられない密閉感からかもしれないし、あのどこにいてもまとわりついてくる消毒臭かも知れなかった。そんな雰囲気を3月の風が吹き消してくれた。

 正面玄関、両面開きの大きなドアの右手に、向ヶ丘遊園行きのバスがエンジンをかけて停まっていた。いつ出てしまうかも知れないバスに向かって、夕陽の夕子は足早に急いだ。バス停までの小道の横には、レンガ色の土に一定間隔で木が植えられていて、枝の先には、固そうなつぼみがついている。一年中葉がついていて、街路樹でよく見る樹だが名前は知らない。アスファルトとコンクリートに覆われた街中にいても、春の息吹が来ている。ゆうこのお見舞いにいく前にも、ここを通って同じ樹を見ていたはずなのに、それに気がつかない自分が、不思議だった。

 一番後ろの一段高い席、窓側にヴィトンのバックをおいて腰を降ろした。シートの下からの暖房が心地よく効いていた。バスの中にはお年寄りばかり、10人ほどがいて、この病院の顔見知りなのだろう、何人かは親しげに話し合っていた。時には笑い声もする。バスが走り始めたので、夕子はバスの外に目を向けた。

 健康で普通なのが羨ましいと、ゆうこに言われ、健康なのはたしかによいが、本当に普通がよいことなのか、返事に窮して、苦笑いをしてしまった。 

 夕子は、テレビCMでサンプルを無料で配布している大手の化粧品メーカーのテレフォンアポインターをしている。夫がいるので、もちろんパート勤めなのだが、来年の4月には今の川崎本社のアポインターは90人体制から、30人に人員を減らされてしまう。いっきに三分の一になってしまうのだ。
 会社は四国か九州に、大きなテレアポセンターを開業する。サンプル受付や受注業務などのほとんどはそちらの仕事になって、こちらの30人は主にクレームなど、高度な処理中心になってしまうらしい。夕子がその30人の中に残れるかどうかは、その時になってみないとわからない。
 いづれその新しいテレアポセンターも閉鎖され、中国の北京の北200キロくらいのところにある田舎町にまた新しいテレアポセンターが開設され、日本語がペラペラの中国人の若い娘を大量に雇うらしい、なんでもそこらあたりの中国語は、日本語の発音にちかいのだ、などという、妙に説得力のある噂が社内には流れていた。噂に尾ひれがついて、いつのまにかサカナ本体はいなくなって、尾ひれだけが一人泳ぎをする。誰もが不安なのだ。
 私は沈む夕陽の夕子と書きますが、お客様のお名前はどのような漢字で書かれますか、などと言うのに、たしかにうんざりはしていたが、そうかといって、今ほど時間の自由が利いてまあまあの給料がもらえる仕事が、簡単に思いつかなかった。小学生の子供が二人いると、面接であまりよい顔をされない。
 歩道にあふれている女子高生の行列を、夕子を乗せたバスが追い越していく。ため息でもない、大きな息を、一つした。

 あるいは、あの病室での押さえつけられている感覚は、病院の雰囲気だけではなかったかも知れない。二人の近況を話し合って、ゆうこに羨ましいと言われても、あの20年前のカナダでの1年の昔話をしても、仲の良かった千秋の話になっても、話題の中に、微妙に触れまいと無意識のうちに避けていたことがあった。なるべくそのことに触るまいとしていた、二人の間の暗黙の了解が、夕子の胸を押さえつけていたのではないかと、いま、帰り道で思った。
 ゆうことその頃付き合っていた正和のその後の話は、結局どちらからも出なかった。ゆうこ、夕子、千秋、それぞれ付き合っていた彼氏はいた。千秋などは現地の年下のカナダ人の彼とその場限りの割り切った付き合いをしていたが、ゆうこと正和はもう、すぐに、帰国後間違いなく結婚するだろうと、その頃店にいたメンバーは皆、そう思っていた。

 そうかぁ、正和の話だけは、しなかったなぁ。
避けていたのだ。

 バスの終点、小田急線向ヶ丘遊園駅に到着するアナウンスが流れ出した。バスの揺れる中、夕子は席を立って出口付近に歩き出す。
 バスが止まって、出口が開いた。もう一度、さっきまで、自分の座っていた席を見る。そして100分の8秒ほどの時間をおいて、バスのステップに足を踏み出した。

 

| | コメント (2)

2010年3月 5日 (金)

デッサン 1

 「あら、いやだ、また救急車が止まったわ」
言ってしまって、ハッとし、そして目をあわせて笑った。
 当たり前の話だった、二人のゆうこは、市立総合病院の12階の病室にいたのだ。今日会って、初めての笑いかもしれない。

 古びたパイプ椅子に座っているのが、夕子。仕事の時は、電話越しに自分の名前を相手に名乗ることが多い。そのたびにいつも彼女は、”沈む夕陽の夕子です”と、言っていた。ここでは彼女を”夕陽の夕子”と呼ぶ。
 「まだ時々思い出すんよ、あの頃のこと。あぁ、楽しかったなぁって」
ベットの上に起き上がっているゆうこは、静かに頷いた。
「うん、もちろん思い出すよ。楽しかったもんねぇ。みんなで集まって、一緒にご飯作ったり、夜遅くまでパーティーしたりして。暖房が暑いって、ブリアナ、誰かが温度あげるたびに、設定さげててね。・・・おかげで私なんかは風邪引いたわよ」
 そして、お互いの知っているカナダ時代の仲間の名前を順に挙げていって、あの子は結婚して群馬にいる、あの人は博多でインドネシア料理の店を開いたとか、などと情報交換をした。
「・・・、なんで大ちゃんは、博多でインドネシア料理の店始めたの?」
 「なんでもね、インドネシア旅行してるときに、なんども現地の人間に道聞かれたり、インドネシアの言葉でいきなり話しかけられたりしたんだって。そんなに現地の人間みたいならって、それで、インドネシア料理の店始めちゃったのよ」
はぁっと、ゆうこはあきれたように、息を吐いた。
「それで、うまくいってるの?お店は?」
夕陽の夕子は、首をかしげながら、つぶれたとは、聞いてないわよ、と答え、昔話は終わりになった。
「ほんとうは千秋も今日、お見舞いにくるはずだったんだけど、子供が熱出して、どうしても来れないって電話があって、ゆうこによろしく言っておいてって言ってた。またそのうちに、今度は千秋とお見舞いにくると思う」
 パイプ椅子を立った夕陽の夕子を病室の入口まで送り、そこから手を振って見送った。

 同じ病院内でも、産科や小児科など、赤ちゃんが誕生したり子供が病気を治して出て行く病棟は、病気にありがちな重苦しさや悲しさがなく、むしろ廊下でかわされる会話も、明るい話題が多かった。
 治る病気で病院に来ている人間には、病院にとどまって治療をする意味がある。
 じゃあ、私のように治るめどが立たない者には、高い医療費を払って病院にいる価値があるのだろうか。

 検診や治療の時間が空いたとき、ゆうこは産婦人科、新生児病連などに足を向けた。窓越しに見える生まれたばかりの赤ちゃんを見ていると、自分の体の痛みが和らぐ心地がするのだ。

 夕陽の夕子を見送って、久々のお見舞客のための疲れか、すぐに自分のベットに戻って腰をかけた。病室のベットはすべてうまっていたが、いまはひとりの見舞客もおらずに、誰もが寝ているように静かだった。
 また、窓下で救急車が止まった。

 あの日、ゆうこが倒れた時、一緒にいた雅也が救急車を呼んでくれて、この市立総合病院に搬送された。検査入院、そして治療のための入院になっても、雅也はまだ一度もお見舞いにきていない。
 雅也には、3つ年下の妻と、3歳になる男の子がひとりいた。

 4人の相部屋のカーテンを閉め切ったベットの上で、ゆうこは音を立てずに泣いた。真一文字に結んだ唇が震え、消毒の匂いがする薄い毛布を握りしめたこぶしの上に、静かな涙がいく筋も落ちた。

| | コメント (2)

新刊”四季のヘラブナつり”入荷です。

Sikinohera新刊、四季のへら鮒釣り、新入荷です。カラーグラビア主体の、眺めていてとても癒される装丁になっております。
 観るだけでも、価値がありますよ!!

| | コメント (0)

極細 16、18cm 入荷いたしまた。

 写真ないですが、極細の16、18cm、新入荷です。よろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

2010年3月 4日 (木)

がまライトバックセット 4月末 入荷予定です。

Gamabagとりあえず、ガマのライトヘラバックセットですが、4月末の発送だそうです。その頃には、入っていると思います。
 取り急ぎ、お知らせまで!!

| | コメント (0)

九州の梅の花、です!

Photo九州の友人から、梅の花の写真が届きました。綺麗ですね。花は、純粋に綺麗だと思えるから、不思議です。

| | コメント (0)

2010年3月 1日 (月)

3月28日 第12回 鯨ヶ池ヘラ鮒釣り大会 の 2

Cimg0395_2
Cimg0394_2 はい、ポスター、載せられました(;´▽`A``。

こんな要領です。
 事前申し込みは、3月15日、までです。でも、当日受付もございますから、当日でも大丈夫です。
 参加費は、大人¥1500,子供¥500で、釣り料金は、この日に限り、無料です。参加賞あります! また、例年お子様の参加者が少ないため、出ると賞品がてんこ盛り!!なんて言うことが、多いです。ぜひ、参加してみてください!!!

| | コメント (0)

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »